2021/6/25

保険をやめた理由①

Hana鍼灸整骨院/HANADOKIの花野です。
 
 
ブログを読んでくださりありがとうございます。
 
 
前回書きましたが、私は、柔道整復師はり師きゅう師あん摩マッサージ指圧師の4つの国家資格を持っています。
 
他の資格は置いておいて、この柔道整復師という資格を持っていれば、大体は健康保険を使える院として店を構えるのが一般的です。
 
ですが、私は健康保険の取り扱いをやめました。
 
 
それはなぜかと言いますと。
 
まず1つ。
 
法律的な部分です。
 
 
柔道整復師は 「接骨院」もしくは「整骨院」という名で店を構えていますが、何をするところか知っていますか?
 
 
 骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷というケガを診る所なんです。
 
 
そして、この5つの疾患で、プライベートのケガ急性のものであれば、健康保険が使えます。
 
ですので、逆の言い方をすると、仕事中のケガや10日以上前のケガ、ねちがえ、肩こり、五十肩、テニス肘、腱鞘炎、慢性腰痛、腰椎椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、膝の変形や半月板損傷など、まだまだ沢山ありますが、疾患のほとんどは健康保険が使えないということです。
 
 
肩や腰がこっているからといって、揉んだり、関節をボキボキ鳴らしたり 、というのは柔道整復師の仕事ではないし、保険を使えるものではないということです。
 
 
 
 
「じゃあなんで、俺は(私は)肩こりで(慢性腰痛)で保険使えたの?」
 
 
って思うかもしれませんが、それは、患者様に言ってか言わずか、昔っからそういうふうにやってきた業界だからです。
 
時代に伴い少しずつ厳しくなってきていますが、これくらいで押さえておけば大丈夫っていう暗黙のルールみたいのがあって、それに準じて捕まらない程度にやっているって感じです。
 
よくグレーな業界っていいますが、「真っ黒」です。
 
違法です。
 
 
患者様として通われるあなたは、これをどう思いますか?
 
 
 
また法律もめちゃくちゃで、保険で出しにくいようなおかしな部分も多々あって、それをいうとキリがないので、ここでは今はやめておきます。
 
 
とにかく、保険で使えない疾患を使えるものとして、マッサージ屋さん的な施術をしてきた業界なので、そりゃあ何十年経とうと認知されないのは当然だと思います。
 
 
 
 
柔道整復師=接骨院・整骨院の先生=急性のケガを診る治療家です。
 
 
こんなのほとんどの方が知らないですよね。
 
マッサージ屋さんではありません。
 
ですので、私は健康保険の取り扱いをやめました。
 
 
色々言いましたが、これは私個人の問題です。
 
私自身、「こんな仕事をしています」と自信を持って、やりがいを持ってやっていきたいわけです。
 
業界や法律的な部分に不満はありますが、ほかの治療院がどういう方針でやっているとかは、私には全く関係ないし興味もありません。
 
 
患者様は選ぶ側の方々です。
 
 
私は、たくさんの方々に選んでいただけるよう誠心誠意がんばっていく、ただそれだけです。
 
 
長くなりましたので、これくらいにしておきます。
 
 
では、また。